暮らしを整えたいと思うと、
つい何かを足したくなることがあります。
新しいものを迎えたり、
習慣を増やしたり、
気分を変えるきっかけを探したり。
でも、ふと立ち止まってみると、
何も足さない日のほうが、
気持ちが静かに整っていくこともあると感じます。
昼の光が部屋に入ってきて、
いつもの椅子に座っているだけ。
音も少なく、
時間も特別な意味を持たない。
そんな何も起きていない時間の中で、
自分がどこに力を入れすぎていたのか、
少しずつ見えてくることがあります。
暮らしを良くしようとする気持ちは、
とても自然なものだけれど、
いつも前に進まなくてもいい。
今日は整えなくてもいい、
今日は変えなくてもいい。
そう思える日があるだけで、
心に余白が生まれます。
何も足さないという選択は、
何もしないこととは、少し違って。
今あるものや、
今の自分を、
そのまま受け取る時間なのかもしれません。
暮らしの中には、
すでに十分な静けさや、
整うきっかけが、
ちゃんと用意されている。
何も足さない日が、
いちばん整うこともある。
そんな日が、ときどきあってもいいなと思います。
